今回は転職の面接で、ほぼ必ず聞かれるという「逆質問」について解説していきます。
面接を経験したことがある方なら、
- 「逆質問」を聞かれ、上手く質問できなかった…
- 何も質問なんてない…
- 聞かれると毎回ドキッとする
なんて感じている方も多いはずです。
現に私もそうでした。。。
「終わり良ければ総て良し」とは言いますが、面接の最後の最後で聞かれる「逆質問」。
この「逆質問」を攻略することができれば、面接での印象もガラッと変えることができます。
というわけで、今回は「逆質問の攻略法」と題し、「これを質問しておけば大丈夫」という3つ(+α)の質問を具体的にご紹介します。
今回の記事を読んでいただければ、面接官に好印象を与える逆質問がわかりますので、早速明日からの面接にご活用ください。
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そもそも、なぜ面接官は逆質問をするのか
面接官が逆質問をする理由は、主に以下の4つです。
①応募者の入社意欲を知るため
逆質問は「応募者の入社意欲を知るため」におこなっています。
理由は、採用したいと思ってせっかく内定を出したのに辞退されてしまうことを避けたいと、面接官は考えているためです。
雇用する側からすれば、1人内定を出すために費やした労力や時間、コストが内定辞退されることにより水の泡となります。
場合によっては、再度採用活動をしなくてはいけないケースもあります。
よって、いくらスキルが高く、優秀な人材であっても、入社意欲の低い応募者には内定を出したくないのです。
NG質問:ホームページを見ればすぐにわかることを質問してしまう
企業研究が不足していることを露呈することになるため、「この応募者は入社意欲が低いんだな」という印象を与えてしまうので注意!
②コミュニケーション能力を確かめるため
人が集う組織(会社)において、コミュニケーション能力は必須のスキルです。
逆質問の仕方によって、その後の会話が盛り上がるかどうかは、大きく左右されます。
採用面接という少し変わった場面で、「失礼なくスムーズな会話を生み出すことができるか」といった点を、面接官は見ています。
臨機応変な対応や、相手の心証を悪くしないコミュニケーションは、仕事の現場において大変求められるスキルです。
NG質問:面接官が既に話したことを繰り返し質問してしまう
誰しも、同じことを同じ人に2度言うのは気持ちのいいことではないですよね。
「話し上手は聞き上手」なんて言葉もありますが、「さっき言ったこと聞いてなかったんだな」と思われてしまっては、コミュニケーション能力を疑われてしまうため、注意しましょう。
NG質問:Yes/Noで答えられる質問をしてしまう
逆質問では、面接官に気持ちよく喋ってもらうことも大事ですので、Yes/Noで答えられる質問(クローズ質問)は避けたほうがよいでしょう。
「どのような」、「どのぐらい」、「なぜ」が含まれている質問を、事前に考えておきましょう。
③社風との相性を見極めるため
逆質問では、「自社の風土とマッチしているか」を確認しています。
逆質問は、応募者の「価値観」が如実に表れる場面でもあり、そこで垣間見える価値観が、企業の求める人材にマッチするかどうかが重要となります。
また、求人広告で数百万円、1人採用するのに50万円~100万円のコストを費やしているとも言われております。
そのような面を踏まえても、入社してすぐに辞められてしまうのは企業側も困るため、人材のミスマッチを防ぎたいと考えております。
④応募者の疑問・不安を解消する
単純に、応募者の抱えている疑問や不安を解消する目的があります。
面接官もあなたを不採用にしたいと思っているわけではないので、できる限り応募者の不安や疑問は少なくしたいと考えています。
最後の逆質問までは、「面接官⇒応募者」へと一方的に質問をする形式がほとんどであるため、応募者が感じていることを把握したいという考えがあります。
<おすすめの質問3選+α>
①入社までにやっておいた方が良いことはありますか?
「入社意欲」や「即戦力で活躍する意思」をアピールすることができる質問です。
先にご説明したとおりですが、内定辞退の可能性がある応募者の採用は見送る傾向にあります。
また、転職においては「御社の戦力になる」ということを充分に伝えておかなくてはなりません。
どちらかといえば「将来性」よりも、「すぐに結果を出してもらうこと」を、転職者には求めています。
②活躍している人に共通する特徴はなんですか?
御社の戦力になるという点で、上記①の質問と重複しておりますが、この質問においても、即戦力アピールをすることができます。
また、この質問をすると、概ね「募集要項の求める人物像」に書いてあることが、答えとして返ってきます。
この「面接官が答える内容が予測できる」というのを利用しない手はありません。
事前に、志望動機や自己PRを「募集要項の求める人物像」に寄せておきましょう。
そうすれば、「あなた」と「求める人材像」が、面接官の頭の中でマッチングすることがあります。
面接官も1人の人間なので、「自社とマッチしているな」という印象を自然に植え付けることができるかもしれません。
③○○さん(面接官)がやりがいを感じた出来事はなんですか?
3つ目は面接官のパーソナルな情報を聞くことです。
特に、面接官をしている方は、人事以外のポジションに就いていた方も意外と多く、「実は昨年まで営業をやっており…」といった話が聞けたりします。
自分が応募している職種の話を聞くことができれば、次回以降の面接、または入社後の活躍に向けて、貴重な情報を得ることができるでしょう。
また、自分の話をするのが嫌いな人は少ないです。
この質問をすることで、コミュニケーションで最も大事とされる、「傾聴力」がアピールできます。
話の最後には、
なんて言ってみてもよいでしょう。
なかでも、面接官の名前「○○さん」と言うのがポイントです。
初対面であっても、相手から名前を呼んでもらえると親しみが湧いたりしますよね。
ただし注意すべきは、面接官が自分の名前を言うときは、面接の冒頭になります。なので名前を忘れないよう、キッチリと覚えておくことが大切です。
どうしても「名前を忘れてしまったーー」という方は、「失礼ですが、お名前は…」と正直に聞いてもよいでしょう。
「緊張して記憶が飛んでしまいました。。。」と言えば気を悪くする方は少ないはずです。
④【+α】面接時に話した内容について質問する
最後に少々高等技術となりますが、コミュニケーション能力評価が爆上がりとなる質問をご紹介します。
それは、当日の面接で話した話題について逆質問することです。
ただし、単純に質問するのではありません。
逆質問はあくまで「自分をアピールする場」と捉えなくてはなりません。面接で実際に話した内容に触れつつ、「どのようにアピールするか」という道筋を考えておきましょう。
この逆質問は、私自身も面接によってできる時とできない時があり、毎回試行錯誤を繰り返しております。
「当日の話題」⇒「質問」⇒「自己PR」の流れを作ることができれば、コミュ力評価爆上がりですので、余裕があったら是非トライしてみてください(笑)
転職活動の面接における「逆質問」 まとめ
今回は、転職活動の面接における「逆質問」について解説していきました。
まとめると、逆質問をする目的は、主に以下の4つでした。
- 読者が抱えている悩みや問題を明確にする
- コミュニケーション能力を確かめるため
- 社風との相性を見極めるため
- 応募者の疑問・不安を解消する
そして、私が実際に使用しているおすすめの逆質問は、以下の3つ(+α)です。
おすすめの逆質問3選(+α)
- 入社までにやっておいた方が良いことはありますか?
- 活躍している人に共通する特徴はなんですか?
- ○○さん(面接官)がやりがいを感じた出来事はなんですか?
- 当日の面接時に話した内容について質問する
逆質問は採用担当と親交を深める絶好のチャンスと言えます。
「なにを聞けばいいかわからない」、「聞かれると焦ってしまう」という方は、まず上記3つの質問を活用してみてください。
徐々に慣れてくれば、3つ(+α)の「おすすめ逆質問」を自分仕様にアレンジしてみたりしても面白いかもしれないです。
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